歯科衛生士の転職事情

歯科衛生士不足の問題を抱えている歯科医院が増加傾向にあります。
なぜ人手不足となってしまうのか、ここでは転職回数や転職理由から歯科衛生士の転職事情を探っていきます。


歯科衛生士の転職理由

令和2年に公益社団法人日本歯科衛生士会が発表した「勤務先を変わったことがある人の勤務先変更の理由」によると以下の結果となっています。

・結婚　29.3％
・経営者との人間関係　29.0％
・出産・育児　28.7％
・給与・待遇の面　22.3％
・勤務形態・勤務時間　19.5％
・仕事内容のレベルアップのため　15.9％

女性の割合が多い職業のため、ライフイベントが関係する転職理由が多いことが分かります。 また、閉鎖的な空間で働く場合が多いため人間関係で悩みを抱える人が少なくないようです。


続いて転職回数の調査では以下のような結果となっています。
・転職経験なし　22.2％
・1回ある　21.4％
・4回以上ある　19.6％
・2回ある　17.8%
・3回ある　17.6％

転職を経験している人が多く、売り手市場であることから求人数も多いため、歯科衛生士は転職がしやすい職業と言えるでしょう。


歯科衛生士の転職事情

ここまで、歯科衛生士の転職事情について見てきました。

・離職率が高く転職経験がある人が多い
・人間関係やライフイベントを理由とした転職が多い
・求人数が多く転職がしやすい

理想の職場に出会えず、転職を繰り返すという人も少なくないようです。

いくら売り手市場とはいえ、せっかく転職するのであれば条件の良い職場に出会いたいですよね。
転職をしたいけど何から始めたらいいか分からない方は、歯科衛生士向けの転職サイトをおすすめします。通常の求人情報には載っていない、職場の雰囲気や実際の残業時間などの、詳しい情報が分かる場合があります。